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訳者のことば
本書翻訳の原則について
目次
総論
一 南京大虐殺——日本軍が犯した重大な暴行
二 中国と国際社会からの強い非難と正義な裁判を受けた日本軍の暴行
三 対中戦争と南京大虐殺の誤った立場を堅持する日本の右翼
(一)侵略戦争を美化する右翼
(二)南京大虐殺を否定する右翼
四 南京大虐殺史料の収集、出版と学術研究
第一章 南京保衛戦
第一節 戦前の南京
一 国民政府は首都を南京に
二 南京の行政組織と行政区
三 市内·近郊の人口とその変化
第二節 日本軍の南京侵攻と国民政府の応対
一 上海占領後西へ侵攻する日本軍
二 日本軍の南京空襲と守衛軍の防空作戦
三 南京保衛における国民政府の挙措
第三節 外陣地と内陣地の激戦
一 外陣地の争奪
二 守衛軍の陣地調整と日本軍の降伏勧誘
三 内の戦闘
第四節 南京失陥
一 日本軍による南京陥落
二 途中各地で犯した暴行
三 英米の艦船に対する襲撃
第二章 中国内外を震驚した日本軍の大虐殺
第一節 俘虜「処置」と「掃蕩作戦」
一 城攻略戦中の俘虜「処置」
二 「掃蕩」命令と「掃蕩作戦」
第二節 集団的虐殺
一 長江畔の集団的虐殺
二 安全区内の捜査·逮捕と城内外の集団的虐殺
第三節 分散した虐殺
一 市内の分散した虐殺
二 安全区内の分散した虐殺
三 近郊における分散した虐殺
第三章 日本軍の大規模な性暴行
第一節 在南京女性に対する日本軍の強姦
一 日本軍の強姦暴行
二 被害者の心の傷
三 西側の目に映った日本軍の性暴行
第二節 日本軍性暴行中の変態行為
一 輪姦
二 乱倫強制と性悪ふざけ
三 強姦後の虐殺
第三節 日本軍の慰安所と「慰安婦」
一 南京慰安所の設立
二 南京慰安所の類型
三 南京諸慰安所の管理
四 南京各慰安所内の「慰安婦」の苦難
第四章 日本軍の略奪·放火·破壊
第一節 略奪
一 公私の財物への略奪
二 外国財産への略奪と占有
三 図書·文物への略奪
第二節 放火
一 大規模な放火
二 散点的放火
三 組織的放火
第三節 都市への破壊
一 紫金山風景区に対する破壊
二 歴史文化的建築に対する破壊
三 家屋·古建築の占用と取り壊し
第五章 南京安全区国際委員会の救援
第一節 南京国際安全区の設立
一 西側の人士による安全区設立提議
二 南京安全区設立に対する中日の態度
三 南京国際安全区の設立
第二節 南京安全区国際委員会の難民保護·救助
一 安全区の組織と管理機構
二 難民所の分布と難民の安置
三 難民の救
四 難民の保護と救出
第三節 日本軍の対安全区態度の変化
一 南京失陥初期、日本軍の安全区黙認
二 安全区国際委員会の日本軍当局に協力する努力
三 安全区国際委員会に対する日本軍の敵視と排斥
四 安全区国際委員会の解散と難民所の閉鎖
第六章 日本軍管制下の南京
第一節 日本軍の南京に対するコントロール
一 軍事的支配
二 社会·に対するコントロール
第二節 傀儡南京市自治委員会
一 「自治委員会」の成立
二 「自治委員会」の主な活動
第三節 遭難者死体の埋葬と処理
一 慈善団体の埋葬活動
二 日本軍の遭難者死体処理
第四節 南京市民の生活
一 日本軍の粉飾する「平和」と「繁栄」
二 市民の生活状況
三 郊外農民の生活
四 大虐殺の中における難民の心理
第七章 南京大虐殺に対する中国側の報道と暴露
第一節 南京大虐殺への中国側のメディア報道
一 国民政府統治区のメディア報道
二 中国共産党のメディア報道
第二節 南京大虐殺に対する生残者の暴露
一 南京脱出の軍人の暴露
二 南京難民の暴露
第三節 南京大虐殺事件への中国政府当局の暴露
一 国際宣伝処による海外宣伝
二 軍事委員会政治部による暴露
第八章 日本軍の暴行に対する国際社会および日本側の反応
第一節 南京大虐殺に対するアメリカ側の反応
一 新聞メディアの反応
二 政府側の反応
第二節 南京大虐殺に対するドイツ側の反応
一 政府筋の反応
二 政府の態度変化
第三節 イギリス側の反応
一 マスメディアの報道
二 政府の反応
第四節 スペイン·イタリア·ソ連などの反応
一 南京の暴虐に対するスペインの反応
二 南京の暴虐に対するイタリアの反応
第五節 日本側の反応と応対
一 日本当局の反応と応対
二 マスメディアと民衆の反応
第九章 戦後の調査と裁判
第一節 戦後の調査
一 南京敵人罪行調査委員会の調査と統計
二 南京抗戦損失調査委員会の調査と統計
三 南京大虐殺案敵人罪行調査委員会の調査と統計
第二節 南京裁判
一 国民政府の日本戦犯に対する裁判の方針と手
二 南京大虐殺案戦犯の立案
三 法廷に於ける審理と判決
第三節 東京裁判
一 極東国際軍事裁判所の成り立ち
二 検察側の調査と証拠収集
三 南京大虐殺案の法廷審理
四 松井石根の罪責
五 法廷の判決
索 引
あとがき
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